ニコニコ女子バスケ部 結成A
※SSを読む時は部屋を明るくして、ゆっくり離れて読んでいってね!!!



異世界での死闘――があったらしい――が終わって、早一週間。
世界は平和になり、誰もが平穏な生活を営んでいた。
…と思うんだが、当事者ではない俺にはよく分からん。
何故当事者ではないのに、そんなことを知っているのか?
そいつは、ピタゴラスの定理の証明より簡単だ。
最近見ないと思って心配してたらひょっこり戻ってきたハルヒに、
三日も異世界でのハルヒ達の武勇伝を聞かされたからだ。質問する権利はもちろん、ない。
いつものように話半分に聞いてやっていた。どうせ誇大妄想だろうし。
…と思ったのだが今回は違った。谷口、古泉という証人がいたのだ。
三人とも、同じ経験をしたってんなら、
この異世界の話は悪夢のような現実だったのだと信じるしかなく、
ハルヒはやれ褒めちぎれだの、敬えだのと無理難題を押し付ける。
魔王なんてのがホントにいたんなら、少しコイツの頭冷やしてやって欲しい。
だが、今回の冒険でお疲れらしく、さすがのハルヒもここ一週間はおとなしくしていた。
しかし、というかやっぱり、ハルヒという女はそんな平和な世界に退屈していた。
「ねぇ、キョン。」
「どうした、ハルヒ?」
ニコニコRPGはこれで終わっちゃったわけよね。
 なんか物足りないって思わない?」
それがどうした。
ただでさえ俺は、お前の変な思いつきのせいで大変な目に遭いまくってるんだから。
これ以上俺を変なことに巻き込むな。頼むから。50円あげるから。
「そうか?留守番してた俺は別にどうでもいいんだが…。」
「…そうよ!私、人気も微妙で出落ちキャラに甘んじちゃってたのよ!
 世界的二次元美少女キャラとしては、これはもう許されざる事態よ!」
ぐっと拳を握り、力説するハルヒ。
聞いてる俺としては、唖然とするしかなかった。
何が世界的だ、何が美少女だ、何が許されざる事態だ。
そんな自分本位な称号がもらえるのなら、俺は江戸時代の白夜叉とでも名乗りたい。
と俺がツッコんでいる間、ハルヒもしばらく考え込んでいた。
すると、またしてもよからぬことを企みやがった。
「そうよ!決めたわ!
 ニコニコRPG女子バスケットボール部結成よ!」
「バスケット?何故バスケットなんだ?
 25文字以内で説明しろ。」
「オホン。
 わたしのなかでサイコーにホットなスポーツだからよ!」
ホントに25文字ピッタリで説明しやがった。
「サイコーにホット?
 野球やサッカーじゃあダメなのか。」
「なんていうか、燃えが足りないのよ。」
「燃え?」
「例えば『野球は9回裏からが面白い』って言うじゃない?
 それって逆に言えば『9回裏までは前座』ってことよね?」
ひどいこと言ってるぞ。とりあえず、「MAJOR」とか「ドカベン」に謝れ。
「でも、バスケットはいつでも9回裏。何が起こるか分からないのよ。
 それって、ものすごく熱いと思わない?」
ああ、いつもどおり支離滅裂だ。そんなのどのスポーツだって同じに決まってるじゃねえか。
それに、かのバスケット漫画家井上雄彦さんも大ヒット漫画「スラムダンク」を世に出す前、
(バスケットは漫画界においては一種のタブーとされている)とか、脅されたらしいし。
「落ち着け。百歩譲ってそうだとしよう。
 だが、その原理だったら、別にミントンやカバディでもよくないか。
 こっちはライバルも少なくて斬新だぞ。」
「ダメよ!バスケットをやるの!
 そうと決まったら、『善は急げ』よ!部員を勧誘しなくちゃ!」
「…まさかとは思うが、俺にもやれってか?
 女子バスケットボールなのに?」
「アンタはパシリでいいでしょ?」
「(ムッ…。)
 女子ってことは、長門や朝比奈さんもやらせるのか?」
「大丈夫よ。おっぱい星人、ロボットキャラなら、他にも適任がいるから。
 みくるちゃんはチアリーディング。長門はマスコットってとこじゃない?」
…コイツは、長門と朝比奈さんをそんな目で見ていたらしい。
モノホン宇宙人の長門はともかく、
朝比奈さんはせめて未来人…いやいや、地球人として見てやってくれ。
「さぁ、キョン!さっさと行くわよ!着いてきなさい!」
「はいはい…。」
かくして、ハルヒのさほど珍しくもない、もはやお約束な突然の思いつきから、
ニコニコ女子バスケットボール部が発足されたのだった。

「え?バスケット?」
「そ。バスケットよ!」
まず最初にスカウトしたのは、
携帯ゲームで遊んでいたヲタ女子高生、泉こなたさんだった。
俺の認識ではヲタというのは、
女に飢えた部屋中ティッシュだらけのケツの青いガキだと思っていたのだが、
まさしく、この人は髪が青い。なんて冗談は置いといて、また上級生を誘うのかコイツは。
「それはかがみんもやるの?」
「は…?失礼ですが、かがみんさんというのは?」
「こなたには、柊かがみというツンデレの彼女がいてね…。」
「かがみんもやらなきゃ、やる気でませーん。」
そっぽを向いて、また携帯ゲームをプレイし始めてしまった。
どうやら、そのかがみんさんとやらには親近感が湧きそうである。
なんで俺達は、こんなに振り回されなきゃならないんだ。
「…あ~、クソ。色違いでねぇ。」
ブツブツしゃべりながらプレイする…しかも内容が解読不可能…。
やっぱり、この人ヲタクだ!
「…ま、そうくると思ったわ。ホレ。」
そう言って、得意げにハルヒが取り出したのは、
かつての戦いで使っていたらしい、由緒あるウサミミだった。
さすがに、こんなエサでは釣れるはずが…。
「やりまーす!」
「ええっ?!ちょ、ちょっと待ってくださいよ!ただのウサミミですよ?」
「やれやれ…甘いね。これだからシロートは…。」
と前置きしてから、長い長い講釈を垂れてくれた。もう覚えてない。
その後、ウサミミをゲットした泉さんは意気揚々とハルヒのチームに加わった。
やれやれ……。

「え?バスケット?」
「そ。バスケットよ!」
次にスカウトにやってきたのは、桂言葉さんという、
朝比奈さんと並んでこれまたナイスプロポーションだが、どこか影のある美少女だ。
谷口がいたら、いつもの調子でAAランク+とか言い出しそうだ。
「でも、私あんまり走り回るスポーツは…。」
そりゃそうだろうな~。だって、朝比奈さんの雰囲気丸出しなこの人が、
そんな激しいスポーツをできようはずもない。
いや、それよりもまず、男子の目がある一点に集中してムラムラしてしまい、
試合にすらならないかも。
「言葉。」
「え?」
「バスケットやってるとモテるわよ…男子にも。」
聞いたことがない。
「きっと憧れのあの人も、バスケットやってる言葉を見て、
 ホレ直しちゃうかも…。」
「ホレ直す…。」
――残り時間10秒。ボールは私が握っている。
いまだ、シュート!入った、勝利!第一部・完!
第二部からは私にゾッコンな誠君との愛の劇場と、世界の転落人生。
しかし、世界は誠君への愛を捨てきれず、復讐の機会をうかがう。
そしてやってきた、世界との決着。しかし、勝つのは私。
さらに深まる誠君との愛…。やがて二人の間には子どもが――
いいかげんにしろオオオォォ!
なんでバスケットからいきなりドロドロした愛憎劇になるんだよ!
それに無駄に長ぇんだよ!テキストの容量も考えろォォ!
とツッコミを入れたい。が…我慢だ…。
「で、結局どうなの?やる?」
「やります!誠君のためにも!」
「よーし、決定ね!」
なんだか頭が痛くなってきたなぁ、俺。

「バスケットですか?」
「そ。バスケットよ!」
まず、落ち着いて聞いて欲しい。
ここはどこだ?俺は…いや、自分のことくらいは分かる。
とにかく、ハルヒの知り合いらしい傘を差した女に連れられてやってきたのは、
ロボットだらけの異様な場所だった。あの女は一体何だったんだ?
いや、異世界を旅したコイツならどんな知り合いがいてももう驚かない。
とにかく、今ハルヒが勧誘しているのは、ツインテールのおさげがクソ長い女の子ロボットだ。
どこか人間臭いが、ロボットだけあってなんとなく長門のような無機質さを感じる。
いや、昔の朝倉さんと似たような雰囲気かもしれない。
「でも私、ボーカロイドですよ?
 歌う事しかプログラムされてませんから、できるかどうか…。」
「そうだハルヒ。何もロボットにまでさせなくても…。」
「萌えよ、萌え。」
「萌え?」
「なんていうか、正統派の萌えが必要なのよ。
 ミクの年齢設定は16歳くらいでしょ?
 髪型、顔、声、片想いの恋人の存在。どれを取っても最適じゃない。」
萌えだなんて、よく言うよ。
自身を世界的二次元美少女キャラとかのたまってたのはどこのどいつだ?
「細かい事はいいの!
 さ、ミク!バスケット、やるわよ!」
「わ、分かりました…。」
ロボットに断る権利はなし、と。
そして、ハルヒにメンバー集めのためと言われ、
またしても空間転移を果たすことになってしまったのだ。
ああ、この出来事全てが夢でも構わない。俺は一刻も早く帰りたい。

「バスケットですかぁ?」
「そ。バスケットよ!」
次にハルヒがスカウトしたのは…おいおい。まだ9歳の女の子じゃないか。
だが、ハルヒは小学5年生だったウチの妹にまで野球を押し付ける女だからな。
「でも私、体育苦手なんです…。」
「大丈夫よ。私達がいるもの!負けはないわ!」
私…達…?
どこからそんな自信が生まれるのか聞いてみたい。
「それに、バスケットができると女の子にモテるってもっぱらのウワサよ。」
「モテる…?」
なんだ。女にモテるってそりゃ、男を勧誘する時に使う言葉だろ。
レズだったりするのか、この子?
「や、やります!」
「オッケー!ようこそ女子バスケット部へ~☆」
桂さんの時から思っていたが、なぜこうも簡単に騙されるのか…。
ああ。期待を裏切られた時の落胆ぶりが目に見えるようだよ。

「バスケット?籠?」
「カゴじゃないわよ!バスケットボール!
 魔理沙、バスケットボールも知らないの?!」
次にやってきたのは神社。ただあいにく、巫女さんは留守にしているようだ。
そこで、偶然神社にいた魔法使い風少女の魔理沙と
人形をいじってる少女アリスを勧誘している。
「いや、冗談だけど。
 あれだろ。ドリブルをしながら走って…。」
何もないところでパンチの練習をすることをシャドーボクシングと言うなら、
さしずめこれはシャドードリブルと言った所か。
手を上下に動かしながら、走る。
「シュートゾーンに入ったら、シュート!」
ご丁寧にシュートまでしてくれた。脳内では入ったのだろうか。
いつも見てるシュートと少し違う気がしたが、そうか、女子はツーハンドシュートだったな。
「で、どう?やってみない?」
「やるっ!」
はやっ!
自分の世界のことはほったらかしてバスケをやるのか。
一見寂れた神社だが、暇なのだろうか。貧乏暇なしなんてのはウソか。
「…ところで、アリスさんはどうですか?」
「やるわ。」
こちらも即答。どういうことだ。暇な人が多すぎるだろう。
「(魔理沙がやるからね…。)」
「何か?」
「いえ。別に。」
ハルヒが何か勘付いたようだが、思惑通りに行ってほくそ笑んでいるのだろう。
ああ見えて策士だからな、コイツは。
せっかくなんで、俺はお賽銭を入れてやった。
早く、平穏な日常に戻りますように……。

「あら…バスケット?」
「そ。バスケットよ!」
最後に勧誘したのは清楚で大人な女性、琴姫さん。
こちらも正真正銘の巫女さん…なのだが、
陰陽師という胡散臭い輩と組んで妖怪退治をなりわいにしているらしい。
「いいですけど、私はこの通りのオバサンですから…。
 あまり動き回れませんよ?」
「いいのよ。マネージャーとして来て欲しいの。」
マネージャー?!マネージャーまでスカウトするのですか、あなたは?
まぁ、こちらとしては仕事が減りそうなんでありがたいのだが。
「琴姫。殺伐とした妖怪退治で疲れているだろう。
 たまには、余暇を楽しむのもいいのではないか?」
「ピコ麻呂様がそうおっしゃるのなら…。」
こうして、ピコ麻呂さんとハルヒの強い推しで琴姫さんがマネージャーに抜擢された。
あ~、ようやく勧誘が終わった。帰れる…。
「何言ってるの。まだ練習が残ってるに決まってるでしょ。」
はいはい。どうせ、そんなこったろうと思ったよ……。

こうして、俺達は異世界の学校エリアの体育館に集合した。
北高の体育館はバスケ部だけでなく、色んな生徒が使ってるからな。
さすがのハルヒも自重したらしい。
右を見ても左を見ても、そこにいるのは妙齢の女性。
しかし、この女だらけの空間は…意外と悪くないな~。
ただひとつ難があるとすれば、みんなジャージを着ていることか。
「そういえばハルヒ。監督かコーチはどうするんだ?」
「大丈夫よ。と・っ・て・お・きの監督を用意したから。」
この上もなく清々しい笑顔だ。きっと悪いことが起こるに違いない。
そして、その監督と思しき中年の男性がやってきた。
…見た感じ、監督と言うより軍曹のような気がするんだが…。
「声を出していけよ、雌豚どもが!」
「教官んんんん~~ッ?!」
「なんだ、魔理沙。その顔は?
 『俺の顔なんて二度と見たくなかった』とでも言いたいのか?」
「い、いや、そんなわけじゃ…。」
魔理沙がものすごく狼狽している。
考えてみればこいつスケバンっぽいし、きっと泣かされたんだろうなぁ。
「声が小さぁい!口でクソ垂れる前と後にサーと付け、ハッキリと話せ!
 分かったか、雌豚が!?」
「さ、サー、イエッサー。」
「ふざけるな、大声出せ!乳落としたか!?」
「サー、イエッサー!」
サー、イエッサー!…って、関係ないはずの俺までやっちまったよ。
とんでもないオッサンだよ、この軍曹。

それではただいまから、監督…いや、軍曹の熱い熱い演説が始まります。
どうぞ、広い心でお聞きください。
「いいか、雌豚ども!俺は女子バスケ部監督のハートマンである。
 貴様ら雌豚どもが練習に生き残れたら、各人が選手になる。
 試合に命を賭けるプレイヤーだ!
 その日までは雌豚だ!地球上で最下等の女だ!
 貴様らは人間ではない。両生動物のクソをかき集めた値打ちしかない!」
雌豚だの、両生動物のクソだの、とんでもないぞこの人。
なんだか、体育の授業のよう…いや、そんなレベルじゃない。
せっかくワイワイ集まってバスケットをやるってのに、
なんで軍隊にいるような気持ちを味わわねばならんのだ。
「貴様らは厳しい俺を嫌う。だが憎めば、それだけ学ぶ。
 俺は男だが公平だ。男女で差別はしない。全て…平等に価値がない!
 俺の使命は役立たずを刈り取ることだ!愛するバスケットボールチームの害虫を!
 分かったか、雌豚!」
「サー、イエッサー!」
こうして、監督就任演説は終了し、いよいよ本格的な練習に入った。
と言っても、ランニングに1時間を費やしている。
ようやく始まったバスケットの練習はドリブル。
シュートはおろかパスの練習もしていない。これなんて仮入部?
一方、俺はコンビニでスポーツドリンク買ってきたり、
ボール磨いたり、倉庫の掃除したりで気の休まることはなかった。

以下は練習中の風景である。
「ええい、ミク!そのクソ長いおさげをなんとかしろ!」
「サー、イエッサー!すぐに外します!」
えええ!外れるんですか、それ?!
「言葉!こなた!お前らのクソ長い髪も短くしろ!
 せめてボーズにするか、縛るか、頭を丸めるか、出家しろ!」
「サー、イエッサー!すぐに直してきます!」
そう言って、桂さん、泉さんが髪型を直しに行った。
当然、邪魔にならないようにポニーテールに縛って現れた。
どんなに圧力をかけようが、ボーズはさすがにないですよ、軍曹。
「へん…しん!八頭身魔理沙!」
「おお、でかい!」
「これなら届くだろ!シュート!」
「外したじゃないの!」
「力みすぎだ、馬鹿者!
 腕ではなく、ヒザの力を使え!」
――逆転を信じて、相手のコートへ果敢に切り込む誠君。
シュートを決めようにもディフェンスにさえぎられ、動きの取れない誠君。
そこへやってきた私。フリーの私に誠君が愛のパスを…。
そして、シュートの構えを取る私…。
左手はそえるだけ――
だ~か~ら~…妄想はやめろっつってんだろうがァァ!
と、ツッコみたい気持ちを抑え、なるべくやんわりとツッコんだ。
「あ、あのですね桂さん。
 そんな状況で入ったら誰も苦労しないですよ。」
「でももしかしたら、入るかもしれない(キラッ☆」
かもしれなくねーんだよ!
…とまぁ、見苦しい所をお見せしてしまったが、
ようやくシュート練習が始まった。俺の見立てではシュート成功率が高いのは、
まぁ、仮入部していた北高バスケ部に入部を勧められたハルヒは当然として、
ロボットらしくシュートがとても正確なミクさん、
そして意外にもスポーツがうまく、飲み込みが早い泉さんの三人。
対照的に一番シュートが入らないのは、フォームからすでに滅茶苦茶な魔理沙。
デカくなったせいで動きまで悪くなり、業を煮やした軍曹が、
ゴール下シュートだけ練習させる有様だった。
そして俺はというと、ようやく作業が一段落したので、休憩している所である。
「あら、キョンさん。おいしそうなパフェですね?」
「ああ、すみません。
 どうも糖分が切れるとイライラしてきちゃいまして…。」
あれ?俺ってこんなキャラだったっけ?

午後5時。
子どもがおうちに帰る頃、この日最後の練習が行われた。
「貴様ら、よく頑張った。次が最後の練習だ。
 最後の練習は女子部の中で5人、5人に分かれてゲームを行う。
 ポジションは特になし。各々適当にやれ。」
ということらしい。
「5人…?女子部は7人しかいませんよ?」
桂さんのツッコミももっともだ。どうなんですか、軍曹。
「もちろん、こんな時のために、補充要員も用意している。」
補充要員…。せめて、助っ人って言ってやれよ。
そして、軍曹が呼んだ助っ人とは…。
「その助っ人とは……。」
……ゴクリ。
「CMの後だ!」
オイイイイィィィィ!変に引っ張るなよォォォ!

キョン「ANIPLEXより『銀魂』DVD絶賛発売中。
 俺も出てます(中の人的な意味で)。」


CM
ハルヒ「大人気、涼宮ハルヒがアイスキャンデーになったわよ!」
キョン「おい。またファンに媚び売る気か?」
ハルヒ「すっぱ~い、ハルヒのレモン味、
 あま~い、みくるのいちご味、
 そうか~い、長門のソーダ味!」
キョン「おーい、ハルヒー!」
ハルヒ「素敵なオリジナルシールが1枚もついてる『涼宮ハルヒの氷菓』。
 一本60円で好評発売中!」
キョン「人の話を聞けー!」
ハルヒ「あなたは、誰をた・べ・る?」
キョン「…変な意味に聞こえるぞ。」



続く


NK
http://nannkotsu.blog56.fc2.com/
2008年10月06日(月) 23時41分57秒 公開
■この作品の著作権はNKさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
スラムダンクに触発されて書いてみました。
バスケットは学校の体育の授業以来。ハルヒ以上に冒険しちゃってます。
冒険でっしょ♪でっしょ♪なんて言ってられん。
キョン視点はラノベ版読んだことないんで、アニメの雰囲気でやってます。
…いや、読んだことないってことはないか。10ページくらい。
CM前の台詞はアイキャッチです。CM入りますよーっていう合図のアレ。
もちろんCMは完全に妄想です。

この作品の感想をお寄せください。
割と今更感全開だが、ミクの解説のとこで『朝倉さん』といっているが、キョンは『朝倉』でさんなしで呼んでるはずです
このツッコミだけなので、評価はゼロで
0点 Nobody ■2008-10-24 06:14:40 118.20.198.138
最後にまさかの坂田キョン時wwww
八頭身魔理沙にハートマン監督…コレは中々面白い展開ですね。
さて、Bを読んでくるとしましょうか。
50 遊星γ ■2008-10-07 19:28:48 121.110.65.13
女子バレーならわかるけども女子バスケ・・・

これは楽しみだなぁw
高校生時代、授業でコテンパンにされたチームの一人としては苦い思い出ですが・・・ww

中の人ネタは中々難しいwもっと勉強せねばww
50 暮雨 ■2008-10-07 17:42:27 119.30.210.208
合計 100
過去の作品なので感想を投稿することはできません。 <<戻る